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執筆者の写真佐々木 伸

煙突掃除

更新日:2020年2月25日


毎年春になると薪ストーブの煙突の掃除をします。薪ストーブのシーズンが終わり、暑くなる前にやっておくべき大切な作業です。本来薪ストーブの命とも言えるのが煙突です。煙突の状態によって燃え方も変わってくるので、煙突内をきれいにスス払いをしておくためなのです。これをやらないとススやタールなんかが煙突内にこびりついて、煙突の中をどんどん詰まらせて、やがて煙が通る場所がなくなり逆流して室内に出てきたり、煙突が異常に高温になって最悪煙突火災になったりします。ちゃんと乾燥した薪をちゃんと焚いていれば2~3年ほっといてもそうそう詰まる事はないようですが、毎年やる事と決めているので、いつもの薪仲間と手伝いながら作業します。煙突掃除はこのように屋根の上に上がる事ができれば、上からブラシの付いた棒を煙突に突っ込んでススを下に落とすだけなので、作業自体は簡単です。中には屋根の上に上がるのが難しい家なんかは、ストーブのすぐ上の煙突を1本外して、下から突き上げススを落とします。この時はしっかり養生をしないとススだらけになってしまいます。あと、ストーブによってもススの出方が違っていて、私のストーブはサラサラの真っ黒い粉がどんぶり一杯くらい出てくるのですが、友人のストーブは家のリビングが吹き抜けになっていて、煙突がシングル(1重)で立ち上がっているので砂利のような大きさの真っ黒い活性炭がバラバラと音を立てて、バケツ2杯も落ちてきます。よくこれだけのススが煙突の中に留まっているものだと驚かされました。ここは毎年やらないと絶対煙突がつまりそうです。掃除を終えてさっぱりしたら煙突の先の鳥よけを付けて作業は終わりです。これでまた来シーズンも活躍してくれる事でしょう。


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